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昨年2020年8月、
直腸がんのため、直腸と肛門の全摘手術を受け、
オストメイトとなり約1年が経ちました。
使えなくなった肛門を縫い閉じ、
新しい便の出口を、お腹のお臍の横あたりに穴を開けてそこから腸を出します。
梅干しのような腸の粘膜です。
人工肛門は、自分の意志で便の排泄を調整することはできませんので、
日本のオストメイト人口は11万から12万人と推定されています。
ストーマ造設の原因となる病気はさまざまですが、
多くは悪性腫瘍(がん)になります。
オストメイトになり1年。
第二の人生をスタートさせました。
人工肛門に慣れるまで確かに哀しい思いをしたりしますが、
命と引き換えになってくれたものです。
今までと何もかわらず、お買い物にも、旅行にだって行けます。
美味しいものも何でも食べられるし、車の運転もできます。
普段通りの生活ができます。
直腸の働きは、簡単に言うと便を溜めておく機能です。
それを失って、
人工肛門の(ストーマ装具)の交換(3日に一回くらい)が面倒でもありますが、
体内に便が長期間溜まった状態がないので、むしろ身体のデトックスができ、
以前よりお肌の調子がよいというメリットもあり、
お尻の悩みや便との闘いより、むしろ生活の質(QOL)が向上します。
術後一年経ち、まだまだ療養中ですが、
いまを愉しんでいきたいと思っています。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。