ご覧いただきありがとうございます。
女優の中村ゆりさんの訃報が報道されました。
直腸がんのため、44歳の若さでした。
先日、映画「平場の月」を観ました。
中村ゆりさんは、
直腸がんで亡くなる井川遥さん演じる主人公葉子の妹役で出演されていました。
映画「平場の月」は、
堺雅人さん、井川遥さん出演の大人のラブストーリーですが、
実は、大腸がんでオストメイトの恋愛ストーリーともなっています。
日本オストミー協会推奨作品です。
オストメイトが主人公の映画は、世界、日本で最初で最後の作品。
ストーマについては、
がん研有明病院と皮膚・排泄看護師の松浦信子さんが監修されています。
直腸がんを題材にした映画に出演し、
まさかご本人も直腸がんで苦しんでおられたとは思ってもみませんでした。
直腸がんになると、オストメイトの可能性が出てくるのですが
(ご本人はオストメイトであったかはわかりませんが)、
排泄というデリケートな部分を今後の人生に背負って行く、
命と引き換えとなると受け入れざるを得なくなってきます。
この映画では、
ここからネタバレになりますが、
葉子(井川遥さん)は、術後問題なく3か月ごとの経過観察になり、
順調に回復したかのように見えましたが、6か月後、腹膜播種が見つかり、
その後帰らぬ人となってしまいます。
ここが直腸がんの恐ろしさです。
治ったかのように見えても、いつ再発移転が起こるのかわからないのです。
私も術後6年にもなりますが、未だ1か月ごとの治療を受けています。


山一面に咲き乱れるの百合の花。
名作絵本『花さき山』を思い出します。
10歳の少女あやは、山菜を取りに行った山で、白髪の山ンばと出会います。
山ンばは、山に咲き乱れる一面の花を指差しながら、
やさしいことをすると美しい花が咲くのだと語り始めました。
花さき山の一面の花は、心の美しさの象徴。
そんなお話です。
百合の花のようなゆりさん、おつかれさまでした、どうぞ安らかに。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。


