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「母という呪縛 娘という牢獄」 齊藤 彩著 読みました。
2018年3月、滋賀・守山市野洲川の河川敷で、
両手、両足、頭部を切断された体幹部だけの遺体が発見されました。
その殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った、
実際の事件を元にしたノンフィクションです。
高崎妙子、58歳(仮名)。
遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。
夫とは20年以上前に別居し、
長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。
さらに異様なことも判明した。
娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、
母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、
なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。
当時、衝撃的なニュースで知っていました。
母親の期待を一身に背負ったひとり娘。
医学部合格目指し9年もの浪人。
しかし合格したのは看護学部でした。
ただでさえ短い若い日を、9年も費やしてしまった。
若い女性にとって、人生の焦燥感はいかばかりだったでしょうか。
母と娘、楽しくもあり難しくもあり。
娘としての立場もわかり、また母親としての立場もわかりますが、
私は母親としてどうだったのだろう。
子育てに自信なんてまるでありませんでした。
子供が生まれてから、常に不安だらけで、未だにこれでよかったのかもわかりません。
タイトルのとおり、母親としては「母という呪縛」に囚われ、
娘からすると「娘という牢獄」なのかもしれません。
どちらも何かに囚われすぎてしまうと、
自分の人生に自由が見い出せなくなるのかもしれません。
母という呪縛 娘という牢獄 [ 齊藤 彩 ]

【内容紹介】
深夜3時42分。
母を殺した娘は、ツイッターに、「モンスターを倒した。これで一安心だ。」
と投稿した。
18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。
2018年3月10日、土曜日の昼下がり。
滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、
体幹部だけの人の遺体が発見された。
遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、
多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。
滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。
周辺の聞き込みを進めるうち、
最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、
家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明したーー。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
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