ご覧いただきありがとうございます。
2月3日(土)午後10時より、
NHKドラマ「お別れホスピタル」がスタートしました。
誰にでも訪れる死を静かに見つめる。
でも、あたらしい一日はここにもあります。
「自分はどんな死を迎えるのだろう」
「死を迎えること」「生きること」の意味を問う人間ドラマです。
看護師役の岸井ゆきのさん、医師役の松山ケンイチさんが死に向き合います。
末期がんなど重度の医療ケアが必要な人や、
在宅での療養が難しい人を受け入れる療養病棟が舞台です。
このドラマの裏テーマは「日は昇り、日は沈む」。
療養病棟では、患者さんが亡くなってベッドが空くと、
またそこに新たに入院してくる人がいて、
日々、さまざまな別れと出会いが繰り返されます。
でも、何が起ころうとも日はまた昇り、
「おはようございます。今日のご飯は○○ですよ。」
というような会話から新たな1日が始まる。
その繰り返しが、生きるということ。
このドラマの登場人物の一人一人から、人間が生きるってなんだろう…
とさまざまに考えさせられます。
解説
高齢化が進行し、癌が国民病と化した現在の日本。
7割以上の人が病院で最期を迎える。
そんな病院の中でも 、 末期がんなど重度の医療ケアが必要な人や、在宅の望めない人を受け入れる療養病棟。
そこはまさに医療のセーフティーネット。
その最前線に立つ看護師は、 意思表示の難しい患者さんのわずかな変化も見逃さず、 そこでの 日々が最善であるよう努める。
ただ 苦痛を取り除くだけでなく、その人らしい「 限りある生のかたち 」 を求めて日々奮闘する。
そして、訪れた最期から、その人なりに「生き切った命」を見届ける証人となる。
患者さんや、その家族、そして彼らと関わる医師や看護師の、葛藤や、怒りや、悲しみや、小さな喜びや、笑顔や、素顔の先にあるドラマを通して、
「死を迎える」ことと、「生きる」ことの意味を問いかける。
それは、私たちの未来への一筋の光につながっていくはず。
それはー死の一番そばにある病院で繰り広げられる、
壮絶で、けれど愛にあふれた人間ドラマです。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
今日も一日おつかれさまでした。