ご覧いただきありがとうございます。
がん情報を得るため、どうしてもブログやユーチューブに頼ってしまいます。
昨晩は、自分と同じ症状のブロガーさんの記事を見つけ、
読んでいくうちに、時間が経つのを忘れてしまい、よく眠れませんでした。
ブログをどんどん読み進めると、最終更新日にたどりつき、
パートナーの方が、「生前は妻がお世話になりました・・。」
という挨拶を書き込んであり、
なんとも言えない複雑な気持ちに襲われました。
悲しい気持ちはもちろんですが、
どうして私はここまで読んでしまったのだろうか。
そのような情報収集の仕方に、
外科医の佐藤のりひろさんは、警鐘を鳴らしています。
その記事をまとめてみました。
🍀 がん患者さん、サバイバーのブログ、体験談の注意点3つ 🍀
①参考にとどめ盲信しないこと
有益な他のがん患者さんの体験談や、
サバイバーの方の闘病記等、情報発信について、
ありがたいし参考にはなりますが、
それが自分に当てはまるか否かなどがわからなくなり、
かえって不安だけが残ることがあります。
一人ひとり、みんな治療法が違います。
うまくいった人のを参考にするのはよいのですが、
全部取り入れることはやめたほうがよいです。
他の人にはうまくいくとは限りません。
自分は自分、他人は他人と、しっかりと区別する必要があります。
②勇気はもらっても落ち込まない
治ったサバイバーさんには希望がもらえますが、
一方、フォローしていた人が再発したり亡くなったりした場合、
自分も同じようになるのではないかと、
心配になったり落ち込むことがあります。
がんの経過というのは、人によって大きく違ってきます。
同じ経過をたどるとは限りません。
悪くなった患者さんに自分を重ね合わせる必要はありません。
悲しいけれど、強い心を持つことも大切です。
周りに流されてしまいがちな人は、
このようなブログや体験談を見ないほうがいいと思います。
③ネットでは広告に注意
ネット上には、がんの免疫治療のクリニックの宣伝だったり、
怪しいサプリメントや健康食品の宣伝ということがあります。
そのような広告にはクリックしない!
あやしげな「がんビジネス」があるので、
そういうものに騙されないようにすることが大切です。
心が弱っていることがあるのは仕方がありません。
けれど、同時に、
情報をシャットアウトするような危機意識をもったほうがよいでしょう。
今日は、心が弱っているからパソコンを開かないようにする、
ある程度距離をおいてつきあう、
そんなリスクマネジメントが必要です。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。