ご覧いただきありがとうございます。
がんになってから、
何を食べるべきかで、よく悩みます。
いつも参考にしている、
外科医佐藤のりひろさんのブログに、
興味深い記事が載っていました。
がん診断後には何を食べるべきか?食事の質と死亡率との関係
がん診断後の食べ物は、予後に影響するのでしょうか?
「もうがんになったのだから、
今さら生活習慣を変えたところでしょうがないだろう」
とお考えの人もいるでしょう。
がんになってからの食生活も、
実はその後の生存率を決める重要な因子なのです。
海外におけるがんサバイバーの食事についての詳細な調査より、
食事の質が高い人は低い人に比べて
がんによる死亡リスクが65%も低下していることが明らかとなりました。
やはり、がんの予防だけでなく、
がん診断後にも「何を食べるか」が重要なようです。
健康的な食事として、
しっかりと食べるべきものは、
フルーツ(とくに皮付き)、野菜(とくに緑黄色野菜と豆)、
精白していない穀物、乳製品、タンパク質、魚介類、植物性タンパク質、
不飽和脂肪酸です。
逆に、
控えめにすべきものは、
そして、
抗がん剤治療には筋肉が必要です。
多くの研究によると、
抗がん剤治療をはじめる前および抗がん剤治療中の筋肉量の減少は、
予後不良(生存期間の短縮など)と関連していることが明らかとなってきました。
がん患者を対象としたランダム化比較試験において、
栄養サポート(タンパク質とカロリー強化)と運動によって
予後が改善する可能性が示されました。
抗がん剤治療前および治療中には、
できるだけタンパク質を中心とした食事摂取(および運動)をこころがけましょう。
理想的には、
体重あたり1.2グラム(体重50キロの人では60グラム)以上、
1回の食事で25グラム以上のタンパク質の摂取を目標にしましょう。
食欲がない人や食事摂取量が少ない人では、
栄養栄養補助食品も検討すべきだと思います。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。