牡丹の手水場
ご覧いただきありがとうございます。
がんの発見に使用されるCT検査。
5㎜間隔で輪切りにし、小さながん細胞を見つけ出す。
がん細胞は目に見えない小さなものは、この5mmの間に隠れている場合もあります。
ですから、CT検査で見つからないがん細胞もある可能性があります。
やはり、機械には限界があるようです。
今回の肺転移ですが、
術後はまったく見つからず、もう完治したかのような気分でいました。
しかし、3回目の検査から小さな影が現れたり消えたりし、
抗がん剤を投与し一旦消えたときがあり、
本当にがんなのか疑っていました。
ところが、呼吸器外科での診断は、1cmにも満たないがん細胞が1か所、
他にもごくごく小さいがん細胞が2か所、合計3か所見つかりました。
呼吸器外科での診断は、肺の専門家なので、間違いないと思います。
眼には見えないがん細胞恐るべしです。
医師もこの検査を頼りに診断をしますので、
極小さながんを発見するのは容易ではありません。
原発のがんはきれいに取り除かれ成功したものと思っていましたが、
すでにもうそのころには、目に見えないがん細胞が潜んでいて、
血流にのって肺に転移し、少しずつ大きくなっていたものだと思われます。
術後の時点での、目に見えないがんは、
医師にも誰にもわからないこととしか言えません。
ですが、肺転移のがんも小さいうちに取り除けば、完治の可能性もあるとのことで、
一縷の望みをかけてみます。
もちろん、がんとはそう簡単にいくものではないとわかっていますが、
このまま抗がん剤で身体が弱っていくよりよいとの主治医の最良の判断で、
手術を受けることとなりました。
医療のことはまるでわからないので、知識の知力は医師にお任せし、
患者側の私は体力、気力で頑張ります。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい休日をおすごしください。