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今月11日、日経新聞に、ドキっとする広告が載っていました。
広告は見開き2ページ。
少女たちが竹やりの訓練をする写真を背景に、
中心部にはウイルスを思わせるイラストが掲載されています。
出版社の宝島社が、
新聞3紙(朝日・読売・日経)の朝刊に掲載しました。
「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか。
このままじゃ、政治に殺される。」
広告では、
「私たちは騙されている。
この一年は、いったい何だったのか。
いつまで自粛をすれば良いのか。
我慢大会は、もう終わりにして欲しい。
ごちゃごちゃ言い訳するな。
無理を強いるだけで、なにひとつ変わらないではないか。
今こそ、怒りの声をあげるべきだ」
と、政府の新型コロナ対応を痛烈に批判するメッセージが並んでいます。
宝島社は今回の写真を利用した理由について、
「『同じ失敗を繰り返してはならない』という強いメッセージを込めたそうです。
激しい表現に踏み込んだ理由については、
「太平洋戦争末期、米軍による本土攻撃に対して、
日本軍部は国民に竹槍をもってでも戦うよう指示を出し、
男子はおろか幼い女子までもが竹槍訓練を強いられ悲惨な結末を迎えました。
なかなか収束しない新型コロナウイルスに対して、
外出自粛、マスク、手洗いなど身近な努力で対処するにも限界があります。
やはり科学の力(ワクチンや治療薬)が必要だというメッセージです」
と回答しています。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。