ご覧いただきありがとうございます。
先日の朝のネットニュースで飛び起きました。
ただの立てこもり事件かと思っていましたが、
どうやら在宅医療での患者と主治医のトラブルで、
主治医が人質となっていてまだ突入できていないとなっていました。
ひとごとではなく思えたのは、
病院へ通うようになってから、
病院内での、
患者と医師、患者と病院、または患者間同士のトラブルを見てきているからです。
まして、在宅医療となるとトラブルを避けるのは難しいと思えていました。
よく、医師は感謝されることもあれば、恨まれることもある職業だともいわれます。
自身の場合も、
病気が発覚した当時は、気が動転し普通ではない精神状態に追い込まれました。
直腸がんとは、人工肛門の可能性もあり、
そのような場合、女性としてデリケートな問題だし、
〇んだほうがましという思いになりますが、
すべて自己責任において決断しなければなりません。
最後まで一縷の望みを抱いていましたが、
直腸を切除し、人工肛門となりました。
主治医は、命を救う最良の選択を示してくださったと思います。
肛門を残したとしても、日に20~30回のトイレ通いでは日常生活が送れなく、
人工肛門になれば、トイレの問題も解決しQOLも高くなります。
自身の病状について、様々なことを調べ尽くし、
これが最良であると納得したうえで、手術に臨みました。
いまでは、普通に生活ができています。
その際に主治医が語っていた言葉が、
「最善を尽くしたとしても、恨まれることもよくあるんです。」
人の命を預かる上で、
患者さんにどう納得してもらえるのか、難しい立場だと思います。
今回の事件は、たいへん残念な結果となってしまいましたが、
謹んでご冥福をお祈りします。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
皆様にとってよい休日となりますように。