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がんで入院中の妻へ、 結婚38年、5文字の「サプライズ」
という記事を見つけました。
公園の 滑り台の上から送った5文字の言葉 ”がんばれ!”
大切な人に面会できない-。
1年以上続く新型コロナ禍で、
各地の病院や高齢者施設では感染防止対策のため、面会の制限が続いている。
がんで初めて手術を受ける妻に会えず、どうにかして励ましたいと悩んだ夫は、
150メートル離れた病室の窓に向けて“5文字”のエールを送った。
闘病生活を送る全ての人に届くようにと願いながら、
A4サイズの紙5枚に赤い文字を1字ずつ印刷したメッセージを頭上に掲げた。
コロナ禍での入院は、コロナ患者さんばかりクローズアップされますが、
どんな病気の患者さんも同じで、感染防止のため面会は禁止され、
誰一人会うことはできません。
万が一の場合、このまま誰にも会えず一人で・・ということも。
がん患者さんに、頑張れとは言ってはいけない、
頑張っているのにこれ以上頑張れと言われたくないという言葉をよく耳にしますが、
私の場合は、「頑張れ!」「大丈夫!」という言葉は、
どんな薬よりも元気になれる魔法のような嬉しい言葉でした。
「頑張れ!」「頑張って!」という家族や友人からのメールでも、
みるみる身体が元気になっていくのがわかりました。
入院中はベッドに横たわり窓の外ばかり眺めていました。
窓の向こうに、「頑張れ!」と誰か書いてくれないかな、
地面にでもいい、紙に書いたものでもいい、
子供の頃に読んだ、オーヘンリーの「最後の一葉」のような気持ちでした。
「大丈夫だよ!」と何かに見守っていてほしかったのかもしれません。
病室の窓の外に、「がんばれ!」という言葉を見つけたその奥様は、
どんなにか励まされ嬉しかったことでしょう。
その後、手術は成功し無事退院されたとのことです。
長い療養生活を、大切な人に会えないまま過ごしている人がたくさんいます。
人を隔てる病気コロナが早く終息することを願うばかりです。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
皆様にとって、素敵な一日になりますように。