ご覧いただきありがとうございます。
最近、読んだ本です。
●【社会派系小説】
ひとり取り残されていた幼い少女「バラカ」。
衝撃の始まりです。
【内容情報】
出版社勤務の沙羅は40歳を過ぎ、かつて妊娠中絶した相手の川島と再会。
それ以来、子供が欲しくてたまらなくなってしまった。
非合法のベビー・スークの存在を聞きつけ、友人・優子とドバイを訪ねた。
そこで、少女「バラカ」を養女にしたが、全く懐いてくれない。
さらに川島と出来婚をしていたが、夫との関係にも悩んでいた。
そんな折、マグニチュード9の大地震が発生。各々の運命は大きく動き出す。
バラカ 下 (集英社文庫(日本) バラカ 上) [ 桐野 夏生 ]
【内容情報】
東日本大震災によって、福島原発4基すべてが爆発し、日本は混沌としていた。
たった一人で放射能被害の警戒区域で発見された少女バラカは、豊田老人に保護された。
幼くして被曝した彼女は、反原発・推進両派の異常な熱を帯びた争いに巻き込まれー。
全ての災厄を招くような川島に追われながらも、震災後の日本を生き抜いてゆく。
狂気が狂気を呼ぶ究極のディストピア小説。
● 【ミステリー系小説】
建設会社に勤める渡部。
ミステリアスな過去を背負う派遣社員の仲西秋葉との不倫により、
重大な事件に巻き込まれて行く。
【内容情報】
不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。
ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなるー。
建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。
2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。
15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。
彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。
警察官である男と容疑者である医師とは、
過去、学生時代の同級生であった。
二人の驚くべき出生の秘密が明かされる。
【内容情報】
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、
苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。
男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、
奇しくも初恋の女の夫となっていた。
刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、
余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。
テレビドラマ化されました。
最終回を迎えましたが、
予想もつかない犯人像です。
【内容情報】
独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話ー「初めまして、お義兄様っ」。
弟の明人と最近、結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。
原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。
調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。恋も謎もスリリングな絶品ミステリー。
●【人生論系エッセイ】
平成11年の初版本の再版です。
人生はおおむね苦しみの連続だ。
そう覚悟することで私は「こころ萎え」た日々から
かろうじて立ち直ってきた。
新型コロナの不安の時代を生き抜く哲学として再版されました。
【内容情報】
なんとか前向きに生きたいと思う。しかし、プラス思考はそう続かない。
頑張ることにはもう疲れてしまったー。
そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。
「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」
「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。
この一冊をひもとくことで、すべての読者の心に
真の勇気と生きる希望がわいてくる感動の大ロングセラー。
●【ほのぼの系小説】
散歩するネコ れんげ荘物語 (ハルキ文庫) [ 群ようこ ]
その中でも、れんげ荘シリーズはほのぼのする癒されストーリーです。
特別なことは何も起こりませんが、のんびりとした日々を送ります。
【内容情報】
無職のキョウコは都内のふるい安アパート「れんげ荘」で、相変わらずのひとり暮らし。
六十歳すぎのおしゃれでしっかり者のクマガイさん、
「旅人」をしていたが三十歳を過ぎて、人生模索中のコナツさんや、
近所のネコ・ぶっちゃんなど、個性豊かな人々&猫に囲まれて、のんびり楽しく過ごしていた。
だが、突然倒れて病院に運ばれていたキョウコの母親の入院は長引きそうで……。
心豊かに生きるとは!?
三十五万部突破の大ロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ第四弾。