ご覧いただきありがとうございます。
病(がん)が発覚してから、約一年が経ちました。
この一年は、
生か死か、まるでロシアンルーレット。
自分自身が試されているようでもありました。
そんな緊張の日々をすごし、
春がやってきて、
やっと満開の桜を見ることができました。
一年前のこのころ、
健康で病気とは縁がないと思っていた自分に、
いきなりのがん宣告。
人生の最終章がここにたどり着いていたのかと思うと、
やりきれない気持ちでいっぱいになりました。
がんに罹った以上、
一生つきあっていかなければなりません。
ならば、これからは心身共に、
あせらずゆっくりと過ごそう。
緑の葉っぱが揺れるのを眺めたり、
美しい花を探したり、
空の雲が流れていくのをただ見ていたり、
美味しいものを食べたり、
あれ、
こんなことで幸せと感じるようになった自分がいました。
健康でいたときには、強欲で、
幸せのハードルがいかに高かったのかと気づかされました。
病に罹ってやっと、
幸せのハードルが低くなり、
いままで気づかなかったほんの小さな出来事が、
幸せと感じるようになりました。
この先、短いのか長いのかはわかりませんが、
あまり遠くの先のことは考えず、
今日のいま、一日一日を、
楽しく大切に生きていきたいと思っています。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。