やさしい日

小さなしあわせを見つけながら、やさしい日々を送っていきたいと思っています。

ヘルプマーク問題を考える

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

つい最近、ヘルプマークに酷似した椎名林檎さんのグッズが批判を浴び、

ヘルプマークについて話題となっていましたが、

あの問題はどこに落着したのか気になります。

 

 

東京都福祉保健局のサイトによると、

ヘルプマークとは、

援助や配慮を必要としている人が、そのことを周囲に知らせることができるマーク。

義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人などが対象だが、

身体機能等に特に基準を設けているわけではない、

赤地に白の十字とハートマークが描かれている。

 

 

この問題は、椎名林檎さん自身の発案ではなく、所属会社の企画立案によるもので、

日本赤十字社及び東京都保険局から指導が入り、

すでにデザインを改定したと説明し、利用者に謝罪しています。

 

病院に通うようになって、わかったことですが、

難病で闘病している方たちは、

普通の生活を送れている健常者の方を0ゼロとすると、

マイナスから0ゼロに持っていくために日々闘っています。

 

健常者の方は、それが普通だと思っていても、

普通であることが難しい人たちもいます。

 

例えば障害にも、外的障害、内的障害があり、

外的障害は、車いすに乗っていたり、杖をついたり、外見でわかりますが、

内的障害は、身体の内部(内臓等)に障害があり、外見ではわかりません。

オストメイト人工肛門)もそのひとつです。

外出時には、多目的トイレを探すのに苦労します。

内的障害で、外見ではわかりません。

その際に、やはりヘルプマークが役に立つのです。

 

そして、がん患者の場合、病院で抗がん剤治療を受け、ふらふらになっても、

なんらかの方法で自宅に帰らなければなりません。

自家用車、タクシー等ならまだしも、

公共交通機関の場合、電車バス内で立っているのもつらい、

そんなときヘルプマークに気づき席を譲っていただけたらどんなにか嬉しいことか。

 

闘病中、こころの支えとなる音楽に携わっておられる方々に、

せっかくのこの機会に、ヘルプマークについて広めてほしかったなと思います。

決して、ヘルプマークと音楽は関係がないとは言えません。

もっとやさしい関係になったはずと思うのです。

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

今日も一日おつかれさまでした。

 

 

 

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