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「孤独のすすめ」 五木寛之著 中央公論新社 刊 を読みました。
孤独のすすめ 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ) [ 五木寛之 ]
人生後半の生き方として、「孤独」の時間を楽しみ、
老いに伴う体や心の不調を穏やかに受け入れ、自立した生き方を心がける。
心が辛いときには「回想」することで癒しを得る。
登り調子を過ぎた、人生の「下山」の時期を安らかに生きるための姿勢を、
柔らかな言葉で語りかけています。
文中に、「嫌老」と「賢老」という、気になる二つの言葉がよく出てきます。
「嫌老」とは・・。
年金や医療・介護などで高齢者は、「金食い虫」と思われ、
若者世代より「社会のお荷物」と思われる風潮。
つまり若者が老人を嫌う社会。
「賢老」とは・・。
1個の自立した人間として「評価」される存在となる。
つまり賢い老人になって、自立した人間として生き生きと暮らせることが大切。
高齢者が若者や子供たちを大事にする。
そして若者や子供たちが高齢者を大事にする。
若い世代も高齢者もお互いがお互いの立場の身になって
作っていく希望のある社会。
さて、「嫌老」より「賢老」になれるのでしょうか・・。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
よい一日をおすごしください。